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確かな理論と一人ひとりの感性で、市場を変える新サービスを生み出していく

出井 京子

スマートライフビジネス本部
ビジネスクリエーション部
ヘルスケアビジネス推進室長

出井 京子

1995年に入社後、法人営業、ドコモショップ店長、人事、採用育成を歴任。2016年にドコモ・ヘルスケア(株)へ取締役として出向し、ウェルネス分野の健康サービスを企画・開発を推進。2019年から現職にて、ヘルスケア、メディカル領域のサービス戦略企画・運営に携わっている。

「やっちゃえばいいじゃん!」というDNA

私が入社したのは、携帯電話が普及し始めたドコモ創業時に近い頃です。市場を急ピッチで拡大させるために、R&Dもサービス開発も営業も、とにかく新しいことにチャレンジし続けていました。全員が未経験ですから、先輩も後輩も関係なく何でも自分で決めて進めなければいけない、そんなカルチャーでしたね。当時を経験しているメンバーは今でもドコモにいますし、意思決定できるポジションにいる人も多い。今でも当時の感覚で「やっちゃえばいいじゃん!」というDNAが残っていると思います。

もちろん社会も会社も変化しているので、あの頃と全く同じというわけにはいきません。ただ、特にスマートライフ事業は新しいものを生み出すフェーズなので、創業時のようなDNAで行くべきですよね。決まりきった“正解”なんてない中で、みんながもっと自由に一歩を踏み出して、やりたいことができる環境を作りたい。変化を好み、挑戦する文化を受け継いでいきたい。周囲の人に言うだけではなく、自分が率先して実行することを常に意識しています。

ヘルスケア事業への想い

ヘルスケア領域に関わりはじめたのは、2016年にドコモ・ヘルスケア社に取締役として出向してからです。突然の人事ではありましたが、当時からヘルスケアはドコモとして関与すべき領域だと思っていました。突然の病気で母を亡くしたことも、この領域に関心を持ったきっかけの一つです。日ごろからもっと健康や医療に気を配り、後悔しない人生を送るにはどうすればいいのかを考えるようになりました。日本人の健康への意識は低いと言われていますが、ひとりひとりのお客様にアプローチがしやすい通信事業者だからこそ、役に立てることがあるはずだという使命感を持って取り組んでいます。

ドコモが提供する「dヘルスケア」は、2021年4月時点で800万ダウンロードを突破しました。お客様からも「健康に関心を持つようになった」という嬉しいお声をいただいています。今後はヘルスケアサービスをさらに成長させていくことはもちろんですが、健康の本丸である医療領域へのチャレンジも、覚悟を決めて取り組みをスタートしています。

強力なパートナーとともに市場を創造する醍醐味

新型コロナウィルスで生活スタイルは大きく変化し、ビジネスシーンではリモートワークやWeb会議もかなり浸透してきました。同様に、医療の新しい生活スタイルともいえる「オンライン診療」も、感染リスクを避ける観点から社会的な需要が増加しています。ただ、時限的に規制も緩和されて認知は高まっているものの、利用したことがある方はまだ多くありません。

私たちは、オンライン診療が浸透すれば医療の格差解消にもつながると考えています。子育てや介護でなかなか時間がとれない方、近くに病院がなくて移動が困難な方など、様々な理由で医療にアクセスしづらい方々にとって医療を身近にできるはず。新たな生活スタイルの恩恵をより多くの人が享受できるよう、オンライン診療でNo.1の実績を持つ株式会社メドレー様と資本業務提携を結び、両社でそれぞれの得意分野を担いながらオンライン診療の適切な普及と新たな事業展開を進めています。いろいろな業界において、強力なパートナーとタッグを組んで新たな市場をつくっていけるのも、ドコモならではの醍醐味です。20年前に携帯電話の市場をつくってきたときと同じぐらい、新たな生活スタイルを社会に提供できることにワクワクしています。

さらに、ドコモではR&Dに力を入れていることも特徴です。通信分野はもちろんですが、ヘルスケア領域でも17年もの間、研究開発に取り組んでいます。自社でR&D機能を持っているのは、キャリアの中でもドコモだけ。ヘルスケアや医療といった人の健康・命に関わる領域では、大学病院やドクターとの連携による科学的な裏付けを大切にしています。これからも、疾病に関することやリスク予測など基礎研究を活用し、さらに社会にとって価値あるサービスを生み出していきます。

個人のためにも組織のためにも、真のダイバーシティを実現する

ドコモはダイバーシティの推進に15年近く取り組んでいます。私自身も人事部として関わっていた時期もありますし、女性活躍を企業横断的に推進するNPO法人にも10年以上所属して活動しています。もちろん性差だけではありません。国籍や年齢もそう、キャリアの違いも含めてダイバーシティです。

ドコモが今目指したい、まだ世の中にないサービスを生み出そうと考えているフェーズにおいては、特にこの多様性が重要です。なぜなら新サービスの立案時には、理論に加えて人の想い、経験や感性がとても大切だからです。ヘルスケア・メディカル領域も、カスタマーのニーズは千差万別。わからないことも多く幅も広いので、偏った考えの中からでは本当に必要なサービスはつくれないですし、新しいアイデアや発想の種は生み出せません。だからこそ自社内はもちろんパートナー企業も含め、様々な経験・知識を持った人と一緒に事業をすることが必要なのです。多様なバックグラウンドを持った方々と一緒に、私たちが目指している大きな目標を成し遂げたいと思っています。

※所属部署・記事内容はインタビュー時のものです。

キャリアパス

1995

NTTドコモ入社後、法人営業、ドコモショップ店長、人事、採用育成を歴任

2016

ドコモ・ヘルスケア(株)へ取締役として出向し、ウェルネス分野の健康サービスを企画・開発を推進

2019

現職にて、ヘルスケア、メディカル領域のサービス戦略企画・運営に携わっている

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