圧倒的な会員基盤を持つ新しいクレジットカードの誕生

学生時代にカード会社でアルバイトをしており、卒業後は知識が生かせるクレジットカード会社に就職しました。主に担当していたのは、クレジットカードの会員獲得業務と、加盟店を増やすための営業活動です。成果が明確な数字で返ってくる仕事はやりがいもありましたが、徐々に「もっと世の中に大きな影響を生み出す仕事がしたい」と考えるようになりました。転職先に選んだのは、新たなプロダクトを作るタイミングだった通信キャリア系の決済代行会社。クレジットカード加盟店審査の責任者として、リスク管理業務に従事してきました。

ドコモへ転職するきっかけになったのは、当時の上司がドコモに転職したことです。「一緒に新しいdカードの立ち上げをやらないか」と声をかけていただき、自分としても新しいチャレンジがしたいと思ったことから、入社を決意しました。ドコモの魅力は、やはり世の中に対する影響力の大きさです。安定した事業基盤と先端テクノロジーを両立している企業は世の中に多くありません。その希少な存在の中でも、ドコモは抜群のブランド力を持っています。そして、これだけの会員基盤を持つクレジットカードが新たに生まれる機会は滅多にない。ドコモの持つアセットと掛け算することで、どんどん拡大していく未来が見えるようでした。

あんしん感のある先端技術で、ドコモだからこそ提供できるサービスを

私は、新dカードにおける加盟店関係の業務設計と、カード会員の利便性向上を目的とした施策を担当しています。新dカードといっても、対外的にリニューアルを知らせるものではなく、バックヤードのシステム変更や業務主体を自前で運営するといった取組みのため、普通であればその変化にユーザーが気づくことはありません。それでも、そのわずかな変化に気づいてSNSに投稿してくれるユーザーがいることには驚きました。好意的な声を聞くとうれしくなりますね。ドコモで手がけているサービスは、本当に影響が大きいんだなと実感します。こうした隠れた努力の積み重ねが面白くもあり、やりがいを感じるところです。

新dカードは、取得できるデータの利活用の幅が格段に広がることが特徴です。一番わかりやすいのは、届けたいターゲット層にピンポイントで効率的なプロモーション活動ができること。さらに今後は、ドコモが持つ様々なデータをクロスオーバー分析することで色々なシーンで要求される個人認証を簡便化するといったサービスにもつなげていくことができるはずです。社会のインフラを担うドコモが提供していくべきなのは、あんしん感のある先端技術。ドコモだからこそあんしんして使ってもらえるプロダクトは、世の中に提供する価値が非常に大きいと感じています。

今回の新dカード開発プロジェクトでは、意思決定が比較的早かったことも驚きました。前職では企画を一つ通すにも、いろんな人の承認が必要で、実施までかなりの時間がかかっていました。一方ドコモでは事業本部がカンパニー化されたことで、所属する組織長の持つ決裁権が大きく、権限移譲も進んでいるんだなと感じました。

世の中に大きな影響を与える新事業創出にチャレンジする

働き方はリモートワーク中心ではありますが、時には出社して顔を合わせながら集中検討することもあります。案件の内容や各メンバーの状況に応じて、効率のよい方法を実践できる職場環境です。また、元々はプロパー主体の会社だと聞いていましたが、クレジットサービス部は中途採用者の割合が非常に多い。中途採用者は居心地が悪いのではないかと思っている人がいれば、今は全く違うとお伝えしたいですね。

今後は自分自身の専門性を高めながら、世の中に大きな影響を与える新事業創出にチャレンジしていくつもりです。決済領域にとどまらず、「ドコモだからできる」プロダクトを生み出す事業づくりに携わりたい。構想はすでにいくつか用意しているので、金融決済のノウハウを生かしながら、新しい領域を掘り進めていきたいと思っています。

現在のドコモに必要なのは、高い専門性を持つ中途採用者の力です。それぞれの経験や能力を発揮して、活躍できるチャンスはいくらでもあります。ドコモに入社すればこんな経験ができる、と受け身で期待するのでなく、「自分の専門性を生かしていきたい！」「自分の力で社会に影響を与えたい！」という野心のある人と一緒に仕事ができたらいいですね。