徹底的に顧客視点にこだわった新規事業を、自らの裁量と責任で
スマートライフビジネス本部
ビジネスクリエーション部 インキュベーション推進担当
久留 玲
2019年11月、メディア事業やインターネット広告事業を展開するメガベンチャーからドコモに転職。入社後はコンシューマビジネス部スポーツビジネス担当として「GOLFAI」の立ち上げ、「DAZN for docomo」のマーケティングサポートなどを担当。2020年7月よりビジネスクリエーション部インキュベーション推進担当に異動し、「GOLFAI」で活用されているAI技術を他のスポーツへと展開する新規事業のプロダクトオーナーとして活躍中。
「期待する役割」や「求める成果」を明示してくれたことが入社の決め手
前職ではずっとインターネット広告の仕事に従事していましたが、だんだんと「自分が本当にやりたいのは広告ではないのでは」と思うようになりました。改めて自分が好きなことを見つめ直し、浮かび上がってきたキーワードがスポーツです。そのためスポーツ関連企業への転職を検討していたのですが、人材エージェントの方から「ドコモがスポーツ事業に注力している」と教えていただいて。スポーツの他にクルマも好きだったので自動車メーカーも受けていましたが、将来性を考えると通信業界の方が伸びていくだろうと考えました。それに通信業界なら、IoTがさらに浸透していく時代においてどんな領域にも携わることができます。それこそコネクテッドカーもありますし、もし将来スポーツ以外の仕事がしたいと思った時にも、ドコモならきっと活躍できるフィールドがある。そう感じたことも大きかったです。
最終的には、私の経歴を踏まえた上で、期待する役割や求める成果・行動を明確に示してもらえたことが決め手になりました。ドコモの手がけるスポーツビジネス「DAZN for docomo」について、広告に携わってきた経験を活かしてマーケティングのアドバイスをしてほしいということ。そして新規事業をどんどん立ち上げていくフェーズなので、ここにチャレンジしてもらいたいということ。前職でプロダクトマネージャーとしての事業立ち上げや運用の経験をフルに活かしてほしいと言っていただき、モチベーションが大きく上がりましたね。「必ず期待に応えてみせる」と思ったことを覚えています。
自分で判断して自分で責任を取る。それこそが、新規事業立ち上げの醍醐味
入社後は「DAZN for docomo」のマーケティングサポートのほかに、ちょうど開発が進んでいた「GOLFAI」の立ち上げに携わりました。「GOLFAI」は、スマホで撮影したゴルフのスイング動画をAIが診断するアプリ。姿勢推定AI技術を活用して、プロコーチの指導をもとにしたアドバイスや練習方法を提案するサービスです。立ち上げにあたって大変だったのは、社内で合意を取らなければならない関連部署が多いこと。前職なら上司1人か2人に話を通すだけでOKだったので、ここはちょっと驚きましたね。ただ、やはりドコモのブランドを背負ったサービスをリリースするわけですから、事前の確認や調整が重要だということは、今では理解しています。
現在は、特定の分野に限らず新規事業を0から立ち上げる、インキュベーション推進担当のチームに所属しています。事業アイデアを発表して、OKが出たらプロダクトオーナーとして進めることが認められる、本当の実力主義です。誰かの指示通りに進めていく仕事はあまり好きではないので、やりたいことを突き詰めていけるこの環境はありがたいですね。私が今進めているのは、「GOLFAI」の技術をゴルフ以外のスポーツに転用した新しいサービスを立ち上げるプロジェクト。学生時代はサッカーに打ち込んでいたこともあり、まずはサッカー業界の役に立てるアプリを開発しています。新規事業を考える際に最も重要なのは、「誰の」、そして「何の」課題を解決するのかということです。ゴルフとサッカーでは顧客層がまったく異なるので、まずは徹底した顧客リサーチからスタートしました。現場を自分の目で見ることを大事にしているので、アポを取りフットサル場や体育館・サッカー練習場などに行きました。片道2時間以上かかることもありましたが、自分のやりたいことなので全く苦ではありませんでした。プロダクトオーナーとしてすべてを自分で判断して進めていくこの環境は、責任が大きい分やりがいも極大です。今はプロトアプリを作ってテストを繰り返し、精度を上げている段階。リリースまで、もう一歩です。
チャレンジを後押しする、豊富なアセットと充実した環境
ドコモはすごくシンプルに、世の中をより良く、より便利にするために何ができるかを考えている会社だと思いますね。真剣に顧客に向き合って取り組んでいる社員が多いので、いつも刺激を受けています。また、事業領域の幅広さや保有する技術、パートナー企業も含めてアセットが豊富で、大きなチャレンジに対して寛容なことも魅力です。新規事業立ち上げに向けた研修も充実しており、適切なサポートも得られます。経験が少ない中でもここまでやれたのは、そういう環境があってこそです。
今回の新サービス立ち上げに向けては、お子さんがサッカーを習っている親御さんを対象に社内インタビューを募集したのですが、かなりの人が手を挙げてくださいました。これも社員数の多いドコモならではですし、純粋にいい人が多いなと実感した出来事です。
今のチームは7割近くが中途入社の方なので、働きやすさも感じています。正直、入社するまではここまで人材の多様性があるとは思いませんでした。中には副業として働いている人もいるので、いきなり転職するのはハードルが高いと思う方は、まずは副業から始めてみてもいいのではないでしょうか。新しいビジネスを立ち上げた経験のある方はもちろんですし、そうでなくても高い意欲を持った方なら大歓迎です。新規事業の立ち上げは、上から降ってくる仕事はほとんどありません。その中で最大限力を発揮できるのは、自分自身に責任を課しながらチャレンジできる人。ぜひそういった野心のある人と一緒に切磋琢磨しながら働きたいと思います。
※所属部署・記事内容はインタビュー時のものです。
キャリアパス
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2015
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新卒でメガベンチャーに入社。インターネット広告に関わる仕事に従事
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2019
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ドコモに転職。「GOLFAI」の立ち上げなど一貫してスポーツビジネスに携わり、現在は新しいプロダクトのリリースに向けて活躍中
一日のスケジュール
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08:30
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在宅勤務のため自宅でPC立ち上げ。Slackとメールの確認・返答、当日打ち合わせ資料確認・修正
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09:30
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2年目メンバーと朝会。タスク確認と、困っていることヒアリング
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10:00
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事業企画・資料作成などに集中(30分に1回程度Slack確認)
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12:00
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お昼休憩。自宅で簡単に作り1時間しっかり休む。
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13:00
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社内打ち合わせ。自身のPJT進捗共有が主。社外打ち合わせ(リモート8割、訪問2割)
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17:00
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退勤
以降自宅でゆったり過ごしながら、仕事のアイデアが浮かんだらメモ