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この場所は、膨大なチャンスと可能性に満ちている

前田 義晃

代表取締役社長

前田 義晃

北海道大学法学部卒業。株式会社リクルートを経て、2000年5月株式会社NTTドコモに参画。iチャネルやiコンシェルといったサービスを手掛け、これまでにないユーザー体験を実現する。本格的なスマートフォンの時代が到来すると、音楽配信の先駆けとなるNapsterとのサービス・アライアンスの企画運営を担当。2017年より執行役員プラットフォームビジネス推進部長。dポイントやd払いによって社会の在り方を変革し、ドコモ自身も新たなステージへと飛躍させている。2020年7月、常務執行役員、マーケティングプラットフォーム本部長に就任。2022年7月に代表取締役副社長、スマートライフカンパニー長に就任。

スケールの大きなマーケットで、世の中をもっと楽しく便利に

ドコモに転職したのは30歳の時。当時、ドコモは携帯電話でインターネットにアクセスできる先進的な新サービス「iモード」を提供し、圧倒的な勢いがあった時代です。その立ち上げを担当していた先輩から声をかけられたのがきっかけでした。話を聞くにつれ、「こんなに大きな規模でコンテンツの提供を狙える世界になっているのか!」「ここでなら、自分の力で世の中を変えられる!」と高揚していったことを覚えています。最初の仕事は「iエリア」という、携帯電話ネットワークの位置情報を活用したサービスでした。リリース直後のユーザー数は月600万人。当時のプロバイダ最大手でも契約数が約300万人でしたから、そのスケールの大きさは衝撃的でしたね。携帯電話のポテンシャルの高さに驚いて、それ以来この仕事がやみつきになりました。ユーザーがこれだけいるということは、それだけ多くのチャンスがあるということですから。

当時はとにかく、ドコモの手がけることがすべて新しい価値を生むという世界。どんどん新しいプラットフォームやサービスを企画して、世に送り出していました。ただ、長年日本の代表として業界をリードし続けていたドコモでしたが、ついに転機が訪れます。スマートフォンという黒船の襲来です。正直、やばいと思いましたね。スマホの中にはGoogleやAppleのエコシステムがすでに出来上がっている。それまでドコモが日本で作り上げてきたエコシステムを、スマホの中でどう発展させていけばいいのかという危機感がありました。しかし結果的に我々は、わずかな期間で自分たちの在り様を変えていくことを決断したのです。お客さまの購入傾向をトラックしてサービスをより良くすることは、プラットフォーマーにはできません。ドコモが元々持っているお客さまに対して広くサービス提供できる力を活用し、サービス事業者になろうと舵を切りました。スマホと親和性の高い領域として浮かんだのが、映像配信や音楽配信。こうして、サブスクの映像配信サービス「dTV」や音楽配信サービス「dヒッツ」を展開することになりました。そして、新たなサービスを自ら手がけることで、さらに知見を積み重ねていったのです。

いつの時代も、常に新しいものを創り出す挑戦をし続けてきた

完全にスマホの時代へと移行し、改めてマーケットやパートナーとどうつながっていくのかを考えた末に行きついたのが「dポイント」でした。今まさに、ポイントを中心にして企業とお客さまをつなぐプラットフォームを作ろうとしています。ポイントのIDには、お客さま一人ひとりの生活様式のデータが結集されています。ドコモの大きな顧客基盤を活かして、それらのデータをオープンにすることで、様々な領域で新たなチャンスをつくることができる。いずれは、企業が新サービスを立ち上げるときは当然のように使用するインフラとなることを目指しています。これを実現できなければ、ドコモにとっても社会にとっても膨大な価値のあるデータを宝の持ち腐れにしてしまう。それだけの大きな可能性があります。私がiモード時代に体験した革新と同じようなことが、ポイントのエコシステム周辺でも実現できるはずなんです。

実は一度だけ、会社を辞めようと思っていたことがあるんですよ。でも転職活動をしている間にも、ドコモにいれば「こんなことができそうだ」「あんなこともやってみよう」というアイデアが次々に沸いてくる。ドコモでは、それらをスケールの大きなマーケットで実現し、世の中を楽しく便利にすることができます。そういう機会に携われるから、自分はやりがいを持って仕事ができるんだと改めて実感しました。それこそが今、私がこの会社で仕事をし続けている意味でもあります。ドコモはこれからも、まだまだ大きく成長します。それはつまり、機会もますます増えていくということです。多様な機会をとらえてどう事業化するか、価値を提供していくか。それを一緒に考えて動いてくれる仲間を求めています。あなたも、何百万という人々にサービスを届けるスケールの大きな環境で、社会にインパクトを残す仕事をしませんか。

※所属部署・記事内容はインタビュー時のものです。

キャリアパス

2000

NTTドコモに参画

2017

執行役員プラットフォームビジネス推進部長に就任

2020

常務執行役員、マーケティングプラットフォーム本部長に就任

2022

代表取締役副社長、スマートライフカンパニー長に就任

2024

代表取締役社長に就任

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