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常務執行役員がキャリア採用入社の2名と語る。
「全員の力を融合して、ドコモはさらに進化する」(1/2)

常務執行役員がキャリア採用入社の2名と語る。「全員の力を融合して、ドコモはさらに進化する」(1/2)
三ケ尻 哲也

執行役員
スマートライフビジネス本部
ビジネスクリエーション部長

三ケ尻 哲也

1991年、日本電信電話(株)入社。2000年より(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現・NTTドコモ)にて、ネットワークマネジメント開発部、ソリューションビジネス部、ネットワーク開発部の各部にて担当部長、2015年よりソリューションサービス部長を歴任。2019年、執行役員 四国支社長、(株)ドコモCS四国の代表取締役社長を兼務。2021年6月よりビジネスクリエーション部長に就任。

岡野 亮太

スマートライフビジネス本部
ビジネスクリエーション部
ライフスタイルサービス キッズ担当

岡野 亮太

2021年2月入社。「dキッズ」の運用全般を担当。

藤田 将弘

スマートライフビジネス本部
ビジネスクリエーション部
eスポーツビジネス推進 eスポーツビジネス推進担当課長

藤田 将弘

2020年4月入社。eスポーツリーグのスポンサーシップセールスを担当。

試合運営だけでなく、社会貢献につながるリーグビジネスを

試合運営だけでなく、社会貢献につながるリーグビジネスを

藤田:ドコモに入社するまで、プロ野球の球団運営やパ・リーグ全体のマーケティング、Bリーグの立ち上げなど、約20年間プロスポーツ領域でスポンサーセールスに携わっていました。2018年にスタートしたeスポーツリーグの発足にも関わったのですが、eスポーツを初めて間近で観た時は「こんな世界があるのか!」と驚きましたね。プレイヤーの真剣さや、勝った時に喜びを爆発させる様子は、スポーツ選手とまったく変わらない。同時に、これから伸びていく成長市場としての可能性も感じていました。そんな時に、ドコモが新規事業でeスポーツのリーグを立ち上げるという話を聞いたんです。これまでのキャリアを生かした新しいチャレンジができると期待して、転職することを決めました。

三ケ尻:今のパ・リーグ人気はすごく高いですが、ずっと低迷していた時代がありましたよね。盛り上がるまでにけっこう時間がかかったんじゃないかと思うんですが、藤田さんから見て、今のeスポーツと当時のパ・リーグは通じるものがありますか?

藤田:そうですね。2004年の球界再編をきっかけに、特にパ・リーグでは新しいことに挑戦する機運が高まりました。マーケティング会社設立によるリーグビジネスの展開もそのひとつで、各球団と一体になってさまざまなことに取り組んできたことが今の成長に繋がっていると思います。eスポーツ事業でも、過去の固定観念に捉われず自分たちが率先し、新たな挑戦をしていくことで、変わっていく部分はもっともっとあると思います。

三ケ尻:eスポーツは世界中から注目を集めていますし、オフラインイベントが開催できれば地域活性化にもつながります。みんなで盛り上げて、まさしくスポーツだという意識が根付いていくようにしたいですね。藤田さんのご経験はとても貴重なので、ぜひ事業を進化させてほしいと思います。

藤田:リーグや試合の運営だけでなく、多くのことに積極的に取り組んでいくつもりです。eスポーツは市場としてまだまだ小さいですが、多くのパートナー企業とつながりがあるドコモだからこそ持つことのできる接点もあります。それらを活かして自分たちの力で魅力ある大きな市場を作り、企業から選ばれるeスポーツのブランド/リーグをつくっていくつもりです。

コンテンツホルダーから、プラットフォーマーに

岡野:ドコモに転職する前は、版権管理やコンテンツ二次利用、教育事業、アニメ・テレビ番組制作などを生業とする企業に15年ほど勤めていました。主に携わっていたのは、出版や教育のプロモーション、マーケティング、新規事業創生。その中でも、0歳から小学校6年生までのお子さんを対象にした通信教育・教室運営をおこなう新規事業での企画プロモーション経験を評価していただいて、ドコモとのご縁があったのかなと思っています。私自身は、それまではコンテンツホルダー側だったので、プラットフォーマー側のビジネスに興味を持っていたんです。実際に入社してみると、やっぱり見える世界が違いますね。コンテンツサイドから見ていたプラットフォーマーは、集客できる人気のアニメやキャラクターを求めているものだと思っていました。しかし実際には集客だけでなく、よりお客様視点に立った付加価値を提供することに注力している。コンテンツ側からでは見えていない部分がありました。

三ケ尻:岡野さんのチームの方々から、教育事業はお母さんにヒットすることが大事なんだという話を聞いて、なるほどなと思いました。子どもに照準を合わせるのも大事だけど、お金を払ってくれるのはご両親、特にお母さんの納得感が重要だと。子どもがアニメ系のコンテンツを見ている間は、お母さんが家事に集中できるという理由で利用されているという話も聞きますし、お母さん方への貢献としても良いサービスを生み出していきたいですね。

岡野:今担当しているお子さま向けアプリ「dキッズ」で、この数ヶ月間、1対1のお客様インタビューをかなりの数やらせていただいているんです。そこで、動画を無作為に見せるのではなく、少しでも子どものためになる知育要素があったらいいなというインサイトが予想以上に強くありました。ただの勉強になってしまうとお子さまが見なくなってしまうので、バランスもとっていかないといけないね、と検討しているところです。

三ケ尻:ドコモ社内での横連携ももっとできるといいと思いますね。今、XRや3Dコンテンツをどんどん充実させていこうと思っているので、たとえばここと掛け合わせて何かできないかということも考えられるでしょう。私の勝手な思い込みかもしれませんが、版権管理をされているコンテンツ側の方々は、ちょっとお堅いイメージがあるんですよね。お互いWin-Winになる取り組みができるように、ぜひ岡野さんのご経験からも力を発揮していただきたいところです。

岡野:おっしゃる通りで、コンテンツならではの匙加減というか踏み越えていいラインみたいなものは非常に重要で、肌感として身に付いている部分はありますね。ぜひお力になれることがあれば前にも出ていきたいと思います。ただ、三ケ尻さんにこんなこと言うのは心苦しいんですが・・・ドコモの方が100倍ぐらい堅いですよ(笑)。コンテンツ産業が堅いというよりは、作品を守ることや先生や版権元の判断が第一なので、管理者の立場ではできないことも多い。逆を言えば、権利者の方が直接OKを出してくれればできることの幅は広がると思っています。ドコモは社会的価値が認められた存在でもありますし、そういう意味でも、一緒にやろうと言っていただける可能性は高いような気がしますね。

三ケ尻:それは非常に心強いですね。教育は社会貢献にもつながりますし、国の根幹を支えることにもつながる事業です。さらにアニメやキャラクターは世界に誇れる日本の代表文化ですから、もっと世界に出ていけるんじゃないかと期待しています。

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