「他の誰かが作りたいモノ」ではなく、
自分自身の思いを形にできる開発環境を求めて
スマートライフビジネス本部
コンテンツビジネス部 技術企画 技術企画担当
山口 悠
前職はNTTグループのSIerで、主にシステム開発に従事。ECサイトや業務システムの開発、レコメンドシステムの分析などに携わる。クライアントありきのシステム開発ではなく、事業会社でグランドデザインからサービス開発に関わりたいという思いから、2021年1月にドコモへ転職。現在は動画配信サービスの運用・開発業務のほか、新規サービスの立ち上げも担当している。
気が付けば、自分の生活がドコモのサービスに支えられていた
幼い頃から、自分で物事の仕組みを考えることや何かを作ることが大好きでした。大学では情報工学を専攻し、卒業後はIT業界でモノづくりに携わるために、NTTグループのシステムインテグレーター(SIer)に就職。上流工程からモノづくりの現場まで幅広く経験させてもらい、楽しかったですね。ただ、やはりSIerはお客さまの作りたいモノを形にすることが使命です。「もっとこうした方がいいのに」と思って提案しても、すでに決まった仕様だからとなかなか受け入れてもらえないこともありました。少しずつモヤモヤが積み重なって、20代の最後の年に思い切って転職を決意。転職活動の軸は、自社サービスを提供している事業会社で、エンジニアとしてグランドデザインから関われること。何社か検討しましたが、自分にとっていちばん身近な企業だったドコモに入社することを決めました。
NTTグループ内で転籍する制度はありますが、私のようにグループの子会社から普通に転職したという例はあまり聞かないですね。「身近な企業」と言ったのは、グループだからというよりも、自分自身が1人のユーザーとしてドコモのスマートフォンや光サービスなど生活に必要なモノを利用していたことが最大の理由です。気が付けば、身の回りにはいつもドコモの製品やサービスがありました。自分の生活を支えてくれているドコモで、サービスやシステムの開発に携われることは大きなやりがいにつながっています。
セキュリティとユーザビリティを、高いレベルで両立させる
入社後は、主に動画配信サービス「Disney+」のサービス提供に関する運用・開発業務に携わっています。前職はBtoBの業務だったので、BtoCでユーザーの反応をダイレクトに見られるようになったのは嬉しいですね。ポジティブなコメントもネガティブなコメントもどちらも刺さる部分があり、やはり事業会社に来て良かったと実感しています。もちろん、良いコメントのほとんどは作品に対してで、システムが褒められることはあまりないんですけどね(笑)。ただ、それだけ多くの人が楽しみにしてくださっているコンテンツだからこそ、より良いシステムを構築してお客様に喜んでもらいたいという想いも強く持っています。
ITの領域は時代の流れが速く、流行り廃りもあり、続々と新技術が出てくるのでキャッチアップするのはかなり大変です。それにドコモは、安心・安全のブランドとして世の中に浸透していますから、新しいものがすべて良いというわけでもありません。新規性や利便性を追求するのと同時に、堅牢性やセキュリティレベルも高く保っておく必要があります。セキュリティを高めようとするとユーザビリティは下がるとも言われていて、どちらも高いレベルで実現させるのは非常にチャレンジングです。簡単ではありませんが、ドコモには多くのノウハウやナレッジが蓄積されており、セキュリティの専門部署も存在しています。必要ならいつでも相談できますし、会社全体のアセットを活用できるのもドコモならではの魅力ですね。
いい意味で、ドコモに染まらない人に来てほしい
ドコモには、本当に豊富なアセットがあります。数多くの優秀な人材に潤沢な資金、先進的なパートナー企業、そして盤石な顧客基盤。これらをフルに活用すれば、できないことの方が少ないのではないでしょうか。一人では実現できないような大きな目標も、ドコモであれば達成できる。“ドコモを使い倒せ”というキャッチコピーの通り、「やりたいことのために会社を利用してやる」ぐらいの気概を持った人にとっては、素晴らしい環境だと思います。
以前のドコモは新卒入社の方が大半だったので、入社前は中途採用だと肩身が狭いかもしれないという不安もありました。でも、入ってみたらまったくイメージが変わりましたね。とにかく優しい人が多く、誰もがフォローし合っている。全員で切磋琢磨しながら進んでいこうという雰囲気があります。これだけ大きな組織ですから、一部縦割りの文化が残っていることは否定しません。しかし同時に、これまでの常識を捨てて、新たな進化を成し遂げようという空気も強く感じています。
だからこそ、これから入社してくれる方には、いい意味でドコモに染まらないことを期待したいですね。染まってしまうと、新しい風にはなれないですから。自らのアイデアや意見を積極的に発信できる人、ご自身の専門性を生かして周囲をリードしていける人と、一緒に働けることを楽しみにしています。“ドコモの当たり前”を知らない転職者が、“世界の当たり前”を持ち込むことで、ドコモはさらに大きく進化できるはずです。私もそうした皆さんから刺激をもらいながら、一緒に成長していけることを心から願っています。
※所属部署・記事内容はインタビュー時のものです。
キャリアパス
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2014
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大学卒業後、新卒でSIerに入社。ECサイトや業務システム、スマホアプリ開発、レコメンドシステム分析に携わる。
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2020
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NTTドコモに転職。システムエンジニアとしての経験を活かしてコンテンツサービスのシステム開発管理に携わる。
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2021
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前年度に引き続きコンテンツサービスのリニューアルやVRコンテンツに関する新サービスの立ち上げ、運用などに従事している。
一日のスケジュール
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09:30
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PCを立ち上げメールとチャットをチェック、タスク管理チケットの更新
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10:00
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チームとのMTGおよび各タスクの詳細確認と資料作成
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12:00
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お昼休憩
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13:00
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社内・社外MTG
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17:00
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タスク状況の確認および明日以降の進め方合わせ
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18:00
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退勤