企業選びの軸は、安心して長く働けること

転職するにあたって企業選びの軸にしていたのは、長く働ける環境が整っていることでした。これまで、自分自身のステップアップなどの理由から複数の会社を経験してきましたが、転職をするたびに人との関係が途切れてしまうことが残念でしかたなかったんです。次の会社を選ぶ上では、「主体性を発揮しやすい事業会社であること」や「自分自身を成長させられること」なども見極めつつ、一緒に働く人や環境も含めて「長く勤められる会社かどうか」を一番大事にしていました。

ドコモは面接でお会いした時の紳士的な対応から、長期的な人間関係を重視する姿勢がにじみ出ていましたね。ここなら安心して長く勤められそうだと思い、転職することを決めました。また、ドコモでは非通信事業を拡大していく方針のもと、幅広い領域のデジタルマーケティング業務に携わることができます。飽きることなくチャレンジし続けられる環境も、ここで働く大きな魅力のひとつです。

ドコモから、海外向け日本酒ECサイトがオープン

コロナの影響によってインバウンドビジネスが立ち行かない状況の中、ドコモは今、越境ECビジネスに取り組んでいます。海外から人が来られなくても、日本ならではの商品を海外に向けて販売していこうと2021年5月に立ち上がったのが、海外向け日本酒ECサイト「Seek the Story of Sake」です。

ドコモと「日本酒」の組み合わせ、意外に思われる方も多いと思います。でも、ドコモは全国に営業支店を持っており、地域の酒蔵や酒造組合ともつながりが深いんです。通信会社でありながら、なぜかお酒にもあかるい（笑）。「日本の酒蔵と海外のお客様をつなぐプラットフォーム」をビジョンに掲げ、日本酒を通じて酒蔵や地域を盛り上げ、消費拡大や地域創生へ貢献できるよう日々新しいサービスを開発しています。

私は、この海外越境ECサイトの立ち上げ初期のタイミングに参画しました。まずはデータ基盤の整備を進め、今はそのデータに基づいて分析、施策提案、実行までを一気通貫しておこなっています。デジタルマーケティングは、ユーザーの反応がすぐに返ってくるところが面白いですね。さらにドコモは、業務の自由度が非常に高い。通常、大企業だと簡単な修正にも稟議や承認が必要でかなり時間を取られますが、私の担当業務ではそういうことがありません。分析からアクション、その後の検証まで短期間でサイクルを回すことができるので、ストレスなく仕事に打ち込める環境です。

デジタルマーケティングを軸に、もっと幅広い領域に挑戦したい

前職でECビジネスや海外デジタルマーケに携わった経験はありましたが、海外で日本の商品を販売する越境ECは初めてでした。日本酒販売を担当すると聞いたときは驚きもありましたが、デジタルを使ってお客様に価値を提供できる仕事なら何でも挑戦します！という意気込みでしたね。お酒は好きなので関心のある商材に携われて嬉しいと思う反面、日本酒に詳しいわけではなかったので心配もありました。でも、一緒に働く同僚たちと地道に勉強しながら商材理解を深めているので、今では不安を感じることなく取り組むことができています。

日本酒は奥が深く、日本人でさえ詳しく知らない人も多いカテゴリーの商品です。背景にある日本の文化にまで遡って啓蒙し、粘り強くお客様との関係性を築いていくことが大切だなと実感しています。まずはこの越境ECで収益を安定させ、サステナブルなビジネスモデルにすることが目標です。そしてゆくゆくは、他の部署やパートナー企業様も巻き込んで、より大きなビジネスを生み出してみたいですね。私自身の強みはデジタルマーケティングの領域ですが、それはあくまでも手段です。強みは強みとして活かしつつ、ただそれに縛られることなく、いろいろな領域にチャレンジしていきたいと思っています。

転職を検討されている方で、「ドコモって堅い会社なんでしょ」と思っている方がいれば、そのイメージはまったく違うよと伝えたいですね。驚くほど柔軟にチャレンジさせてもらえる会社です。「こういうことがしたい」という想いを持っているかいないかで、仕事の面白さは180度変わってくるのではないでしょうか。自分次第で、まわりを巻き込みながらやりたいことを実現していける環境です。臆することなくチャレンジできる方は、ドコモを使い倒して大いに活躍できると思いますよ。