※掲載内容は2023年12月時点のものになります
PEOPLE
INTERVIEW
社会になかった新領域で、法的論点のあり方を先導する
共通(専門)
リーガル
法務部第一法務担当
AKIYAMA YURI
秋山 友里
2019年入社
01 現在の仕事内容
ドコモの知恵袋として、各部署の法律的な課題を解決していく。
ドコモが関わるすべての事業、サービスにおいて、法律的な対応や助言を担うのが法務部です。そのなかで私は、コンテンツサービス部やネットワーク部の案件を手がける担当に所属し、主にdアニメストア、スゴ得コンテンツ、Disney+などの業務に携わっています。業務内容は、たとえば新サービスを立ち上げる際にはサービスにおける法的リスクのチェックや協業する企業との契約体系の確認、お客さまに提示する利用規約や契約書の作成、出稿する広告に法的な問題はないかの審査など、多岐にわたります。また企業に出資する場合は、その企業が法的な問題を抱えていないかの調査も行います。まさに、法律におけるゆりかごから墓場までの面倒をみている部署といえます。また、法務というと現場からあがってきた相談に対応していく、そのような待ちのイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ドコモの法務は違います。今、ドコモは多様な面で挑戦を続けており、新しいサービスや今までにない協業などが続々と誕生しています。そこではどうしても法律的観点が必要となる。だからこそ私たち法務部は“待ち”ではなく“ともに”の姿勢で事業部と動き続けています。必要なのは法律の専門知識のみならず、ビジネスの深い理解と未来への視座。まさに私たち法務部は、ドコモにとっての知恵袋的な存在でなければと考え、日々の業務はもとより、自己研鑽にも懸命に取り組んでいます。
02 現在の仕事のやりがい
プロジェクトを進めるか、止めるか。法律的な視点から手綱を握る。
03 これまでの挑戦
慣れない英語で交渉の場に立ち、経験がない分野の法律にも挑戦。
もうひとつは、dアニメストアで新たなコミックサービスを開始したときの業務で、法的論点の整理、各種規約の草案作成、広告審査などを担当しました。コミックの購入には専用コインを使うのですが、その際には資金決済法の観点が必要ですし、またポイント還元を行うキャンペーンの検討にあたり、景品表示法や独占禁止法の観点での法的整理が必要になりました。とくに資金決済法については、今まで金融系の相談をあまり担当したことがなかったので、かなり念入りに確認したことを覚えています。
サービスが多岐にわたるドコモでは、必然的に確認する法律や契約書、利用規約も多くなります。そんな環境が、法務のプロフェッショナルとしての成長につながっていると感じています。
04 今後チャレンジしたいこと
NFTを社会実装するために、法的解釈の方向性を導きたい。
ドコモはNFT(※)やメタバースといったWeb3の社会実装に向けた取り組みを本格化していますが、この分野の法的解釈は定まっていません。こういった最新分野に関しても、時間と費用をかけてじっくりと調査できるのはドコモの強みです。特に私は、ブロックチェーンゲームを展開する会社との協業契約締結をサポートした経験があるので、NFT関連は丁寧に検討していきたいと思っています。前例がないだけに難しいチャレンジですが、それ故にやりがいもあります。単に法的論点を解消するだけでなく、法的解釈の方向性を定めてルール化するところまでやっていく意気込みです。
※ NFT=偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータのこと
05 ドコモを志望した理由
未来をつくる5G・6Gの技術、それを法的観点から後押ししたい。
そういった思いを持って会社説明会に参加したところ、対応してくれた法務部の上司と部下の関係がとてもフラットであったり、学生に対しても積極的にコミュニケーションを取ってくれたりするなど、馴染みやすい雰囲気であったことも決め手のひとつでした。
06 学生へのメッセージ
若手のうちから大きな案件に一人称で向き合うことができる。学生時代のうちからいろいろな情報に触れて、たくさんの経験をしてほしい。
ドコモのビジネスは、通信を支えるだけでなく、様々な領域に広がっています。学生時代の経験は、どんなことでも仕事に役立つはずです。時間がある学生のあいだにアンテナを張って、いろいろな情報に触れて知見を深めてください。
私は企業内弁護士として採用されて5年目ですが、大手法律事務所の弁護士の方にも責任を持って案件の説明をしています。これは、同世代の弁護士からすると考えられないことです。みなさんも入社したあかつきには、若手でも大きな案件を任されます。もちろん、上司や先輩がしっかりとサポートをしてくれますが、一人称で仕事と向き合うことになります。若手のうちから大きな案件に責任を持って担当することは、大きなやりがいになると思います。
OFF SHOT
オフの時間の過ごし方
平日は在宅勤務、フレックス制で働いており、仕事が終わったらNetflixやYouTubeを視聴しています。休日の楽しみは舞台の観劇です。劇団四季や帝国劇場などに足を運んでいますが、なかでもハマっているのが、家族の影響で見始めた宝塚です。華やかな世界は現実から離れることができて、リフレッシュになります。好きが高じて、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場にも遠征しました。
1DAY
SCHEDULE
- 5:00
- 6:00
- 7:00
-
起床
- 8:00
-
業務開始(在宅勤務)
-
9:00
メールのチェック
-
10:00
法務相談検討
-
11:00
データ分析人材を増やす取り組みに関するミーティング
-
12:00
昼食
-
13:00
担当内全体ミーティング
- 14:00
-
15:00
主管部とのミーティング
- 16:00
- 17:00
-
18:00
業務終了
-
19:00
夕食の準備、夕食
- 20:00
-
21:00
Netflix、YouTube視聴
- 22:00
-
23:00
入浴
-
24:00
就寝
- 1:00
- 2:00
- 3:00